BOOKS

Essay,Mysteries,Photoes...

夫と妻の共通の好きなもの。
もしかしたら、唯一かもしれない...。それは、本。

夫は、エッセイ、推理小説が好き。
妻は、紀行、時事、写真集。

好きはいいけど、しばしば困る。
月10冊以上のペースで増え続ける本。
床に積まれた本の山。
そろそろ本棚、買いますか?

地球家族 "地球家族 -世界30か国の普通の暮らし-" TOTO出版

世界30国の一般家庭を、写真家 ピーター=メンツェルが訪問し、
各家庭の家財全てを家外に運び出して撮影しています。
政治・経済・環境の異なる国であっても、
家族という同枠にあっては、あり方に違いは感じません。
でも、"普通の暮らし"とくくってあっても、
国が違うと生活のあり方はこれだけ違うものか、と驚きます。
視覚に訴えるもの・統計/データ・人が語る言葉に力を感じます。

続編もあります。
"続 地球家族 -世界20か国の女性の暮らし-"
"アジアハイウェ−" (全3巻) NHK出版

アジアを知りたくなったきっかけとなった本。
国連の提唱によって計画されたアジアハイウェーのうち、
ヴェトナムからトルコを結ぶA1ルートのドキュメンタリー。
発展と繁栄のために計画されたアジアハイウェーですが、
今なお、戦乱・混沌のただなかにあります。
一般に旅行者と縁の深い首都を中心とした取材にとどまらず
路に住む人々とそこに根づく文化が取り上げられています。
あまりテレビを信用していないたちですが、
この本は何度読んでも陳腐化しません。
放送の全ては観ることができませんでした。残念!!
アジアハイウェー
ASIAN JAPANESE "ASIAN JAPANESE" 情報センター出版局

写真家小林紀晴さんのエッセイ。
この人の写真が、まず、好きです。
このエッセイは、彼のデビュー作だと思います。
その後の作品も素敵ですが、やはりこれが一番心に響きました。
恥ずかしながら、思わずお手紙を書いてしまったほどです。
アジアで出会う日本人には、よくも悪くも刺激されます。
甘えていたり逃げていたり、強かったり弱かったり。
旅が好き、とか、それだけでなくて、
旅にすがってみたり、旅から何かを見つけようとしたり...
"東南アジア四次元日記" 旅行人

どうです?この怪しげな表紙。
作者自ら、変な旅で悪かったな!とおっしゃっていますが、
本当に変なんです。
少なくとも、私のツボにはまりまくりました。
あっぱれです。
旅に対するきれいごとはかなぐり捨てて、
とりあえず、行きたい!
そんな気にさせられます。
私は、それでミャンマーに行ったんですけど。
東南アジア四次元日記
東南アジアの日常茶飯 "東南アジアの日常茶飯" 弘文堂

東南アジアの食は、とにかく美味しい!
熱帯で食べる、唐辛子の辛。
ぐったり汗だくでいただく熱いお茶。
スコールで一休み、の時間にひたすら甘〜いおやつ。
理解不能な味覚に出会って、驚かされることも多いけど..
この本は、単に食だけを追求したものではありません。
各国の文化・歴史・人...
食をとりまくさまざまなものを堪能できます。
"旅のグ" 旅行人

またまた怪しいこの表紙。
グレゴリ青山さんという女性イラストレータの旅のお話です。
彼女は関西のかたで、旅のノリもそれ風です。
時にセンチメンタルに浸り、そうかと思えば、
ウォ〜って感じで。
笑えます。
旅をすると、???なこと多いじゃないですか。
結構、見てみぬふりしてしまうんですけど
このかたは、それらにまじめに取り組んでいらっしゃいます。
そうそう!そうなのよ、って思えます。
旅のグ
アフリカを食べる "アフリカを食べる" 朝日新聞社

特派員として、1982年からアフリカに駐在されていた作者の、
アフリカへの優しさを感じます。
そして、作者だけでなく、ご家族もすばらしい。
食は、その土地の文化・風土に根ざしています。
そして、食だけでなく、人々の考え方や宗教も、同じく。
読んでいると、食への興味だけでなくて、アフリカという地にも
心が飛んでいきます。
アフリカは、私にとって、距離だけでなく、遠い国です。
多くの困難をかかえて、戦乱や病気・飢え...
普段、忘れがちなこういうことも、思い出してほしい、
作者はそうおっしゃっています。
同じ作者の"アフリカで寝る"も名著です。
"雲南の豚 -Pigs of Yunnan-" メディアファクトリー

中国雲南省の豚さまを撮り続けた女性がいます。
伊藤真理さん。
彼女は、とてもきゃしゃなかただそうです。
中国の雲南省といえば、旅するには、
かなり過酷な場所と聞いています。
豚さまは、醜いもの、汚いものって思われがちです。
でもこの本の豚さまを見ていると、心が落ち着きます。
やわらかなんです。
なんだか仏様を観るときの気持ちと似ています。
伊藤真理さん、きっと優しいかたに違いありません。
雲南の豚
インドの大道商人 "インドの大道商人" 平凡社

インドにはカーストがあります。
私が学校で習ったカーストは、4つの階級制度のことでした。
でも実際は、インドには職業の数だけカーストがあります。
庭掃き師、へび使い、曲芸師、料理人...
先祖代代、そして未来永劫、
彼らは職業を受け継いでいきます。
作者は、10年以上、インドを歩いていらっしゃいます。
大道商人・細密画を、これほどまでに...というくらい追求され、
もちろんそれだけではありません。
インドの人々、生活、風土....
いろいろなことを教えてくれます。
"-土佐・仁淀川の四季- 美しい川" 小学館

土佐高知に仁淀川という川があります。
あまり知られていませんが、
一級河川の中では、もっとも透明度の高い川です。
この写真集は、高知に住む大切な友人からのプレゼントです。
仁淀川は、四季とともに、
姿をかえ、色をかえ、音をかえます。
谷・森...自然には、それぞれ精霊がいる、
それが信じられる、そんな川です。
土佐・仁淀川の四季 美しい川


-番外編-

北朝鮮 泣いている女たち "北朝鮮 泣いている女たち" KKベストセラーズ

ここ2〜3年でしょうか、北朝鮮に関するの本が
書店でしばしば見かけられるようになりました。
多くが、韓国などへの亡命者の記録です。
この国はこれまで、もちろん、今でもですが
多くの謎と疑いに包まれた国です。
国際社会にあっては、これほどまでに閉ざされた国は、
唯一かもしれません。
これは、女子刑務所のお話です。
あまりにも私たちの常識とはかけ離れ、
フィクションではないか、と疑ってしまいまうほどです。
これだけ、人を人と扱わない実態があるとしたら....

こういった本は、個人的には好きではありません。
でも、決して軽視したり、目を逸らすことは出来ません。


熱帯夜の夢に戻ります こも家の夢に戻ります